資質を「弱みづかい」しないために気を付けたいこと

こんにちは!個性輝く働き方提案コーチのよしおかです。

ストレングスには才能の元となる34の資質があります。この資質はそのままで才能として発揮される分けではなく、資質を「強みづかい」してはじめて才能として発揮されます

どの資質も「強み」として輝くこともあれば、うまい扱い方を知らないと逆に「弱みづかい」となってしまい、自分だけでなく相手を傷つけてしまうことがあります。

今回は資質を「弱みづかい」しないために、どういった点を気を付けたらよいかご紹介します。

資質の弱みづかいとは

ストレングスファインダーには34の資質があります。これは「才能の元」となるもので、それだけで強みや才能として発揮されるわけではありません。資質を「強みづかい」する必要があります。

上位に出てくる資質は、上手に扱える道具のようなもの…、例えて言うならナイフのようなものです。

上手に使えばおいしい料理をつくることができ、自分も周りも喜んで楽しい時間を過ごすことができたり、栄養になったりしますよね。

逆にナイフの誤った使い方をしてしまうと、自分も他人を傷つけてしまうことになってしまいます。なので、ナイフの正しい使い方を学んでから料理をしますよね。

ストレングスの資質も同じように、資質の「正しい使い方」を覚えて、使えるようになることが大切なんです。

資質が弱みづかいになってしまう例

資質が「弱みづかい」になってしまうとどういうことになるでしょうか。いくつか例をとってご紹介します。

「最上志向」

強みに焦点を当てて、自分自身の、あるいは組織の成果を引き上げようとする資質で。平均点以上のものを最高のものに磨きあげようとする高い意欲をもっています。

その一方で、レベルの高いものをつくりあげようとするあまり、人にもそれを要求してしまうことがあります。

「回復思考」

非常に優れた問題解決力を備えている資質です。何が問題の源なのかを突き止め、それを解 消することに優れています。

その一方で、問題点ばかりを指摘してしまい、周りからネガティブな印象を持たれることがあります。

「調和性」

意見の一致を大切にする資質です。対立を好まず、合意できることに焦点を当てることができます。

その一方で、優柔不断だったり八方美人だと誤解されることがあります。

「指令性」

強い存在感を持っている資質です。状況をコントロールしようとし、明確な決断を下すこと ができます。

一方で、状況をコントロールしようとするあまり、強い命令などで相手を傷つけてしまうことがあります。

「親密性」

他者との近しく親密な関係性を楽しむ資質です。ゴール達成に向けて、友人とともに一生懸 命働くことに深い満足を覚えます。

一方で、親しくしていたと感じていた相手から「裏切られた!」と思った時は、絶望して人間関係を切ってしまうことがあります

「自我」

他者からとても重要な人だと思われたいという強い欲求がある資質です。独立心が旺盛で、 承認されたいと強く望んでいます。

一方で、自分が注目されない場所では、「否定された」と感じ傷ついてしまうことがあります。

私の資質が弱みとして発揮されてしまった悲しい出来事

私は2013年に46年生まれ育った群馬から、夫の転勤で神戸に引っ越すことになりました。

私はトップの資質に「親密性」を持っていますが、親密性にとって愛着のある土地から離れることや家族や友人から離れることは非常につらいことです。

その時、トップ資質の「親密性」でつらい思いをしないように、「親密性」を意識して下げたり、他の資質(社交性や運命思考)を使って乗り越えた話をブログで紹介しました。

親密性が苦しむ…、別れの季節に向けてできること

同じく、トップ資質にあった「運命思考」で出来事を受け止め、そして「社交性」を発揮して、神戸での新生活に集中して新しい人間関係を作ることで、スムーズに新生活をスタートさせることができました。

しかし、引っ越しや大きな環境の変化で、きっと無理をしていたのだと思います。

親密性をあえて下げて、強く意識して社交性を発揮していたために、疲労感がたまってしまっていました。

そんなとき、群馬に住んでいる友人と久しぶりに会うことになりました。

私は神戸での近況報告を彼女に伝えようとしたときに、彼女から「そんなことよりも、他の話をしよう」といわれてしまいました。

きっと彼女にも事情があったのだと思います。私の言い出したタイミングも悪かったかも知れません。当時二人で旅行の計画をたてていたこともあり、他に急いで決めないといけない話題も確かにありました。

しかし当時は私の、親しい人と深い人間関係を築きたい「親密性」と、自分のことを見てもらいたい「自我」が深く深く傷ついてしまいました。

そして「親密性」×「自我」の組み合わせが弱みづかいになってしまった結果、私は長年の親友だと思っていた彼女と関係を切ってしまったのです・・・

私だけでなく、「親密性」の資質を持っている方の多くの方がこういう経験をされていると思います。

懇意にしている人に「裏切られた」と思ってしまうと、もうその人に対して心のシャッターをおろしてしまうのです。そうやって、自分自身も相手さえも傷つけてしまうことがあります。

弱みづかいにならないように気をつけること

当時私は引っ越しのあとということもあり、大変疲れていました。そのことも影響していたのかと思います。

資質を弱みづかいしないためには、

・十分な睡眠をとること

・栄養をとること

・適度な運動をこころがけること

・自分自身に優しい言葉がけをしてあげること

など、まず自分自身の体調を整えることがとても大切です。

体や心が疲れている状況だと、どうしても気持ちの余裕をもって周りの状況に対処することが難しくなり、反射的に資質を弱みづかいしてしまう恐れがあります。

私の例だと、しっかり休息をとり、傷ついたときに自分自身に対して優しい声がけをしてあげられればよかったな、と思うことがあります。友人関係を解消する前に他にできたこともあったかも知れません。

自分自身に対する優しい声掛けは、どの資質にも有効です。

「あなたは悪くないよ」「タイミングが悪かっただけだよ」「頑張りすぎているから少しゆるめようか」

きっとこのブログを読んでくださっている方は、どちらかというと自分を甘やかしすぎるというより「頑張りすぎてしまう」人が多いと思います。

そんなときには、自分がほっと安心できるような言葉を自分自身にかけて、しっかりと休息をとるように心がけるといいと思います。

自分が健康で余裕のある状態ということが、資質を「弱みづかい」してしまわないための大切なポイントです。

自分が余裕のある状況というのが、自分も周りも幸せになるために必要なことです。

私はいまではその友人との出来事は、資質の弱み使いを気づかせてくれた貴重な学びだったと捉えています。

これからはしっかりと休息をとることを意識して、ときには自分に優しい言葉をかけて、どんなときにでも余裕のある対応をしたいなと思っています。

今日もあなたらしいストレングスライフを(^^♪

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