緊急事態にストレングスファインダー®の資質はどう反応するか

私は昨年の2021年8月に新型コロナウイルス(デルタ株)に感染しました。

その時の経験の中で、緊急事態にストレングスファインダー®の資質がどう影響するか体感しました。
今回のブログでは、コロナ感染という緊急事態において私の上位にある資質がどのように反応したかお話ししたいと思います。

新型コロナに感染

朝起きたら乾いた咳が出ていて、ちょっと風邪をひいてしまったかなぁと思っていました。
しかし夜にかけてどんどん高熱になっていき、これは感染したかもしれないと確信しました。

大事なセミナーの直前なのに…、なんでこの時期に…、
いろいろ頭を駆け巡りました。

PCR 検査を受け、陽性が確定。

年齢が50代ということから、陽性が確定した翌日、重症化を防ぐために抗体カクテル療法の点滴を受けることになりました。デルタ株は急に重症化するケースがあったためです。

これで重症化のリスクが低くなったということで、かなりほっとしました。
そして幸運なことに宿泊療養の施設に空きがあったため、入れることになったのです。

抗体カクテル療法を受けた翌日、宿泊療養の施設への送迎のため、保健所の方がタクシーで自宅に迎えに来てくれるのですが、それまでに療養に入るための準備をしなければなりません。

体調が辛い中、療養の準備をバタバタと進め、着替えやパジャマ、化粧品等々をやっとの思いでキャリーケースに詰めました。
まだ熱が下がり切らないのでちょっと動くだけでぐったりと疲れます。

それでもなんとか終わらせて、宿泊療養の施設に入りました。

緊急事態にストレングスの資質がどう反応したか

コロナに感染するという緊急事態で、ストレングスの資質ごとの反応には資質を理解するためのわかりやすい特徴があったのです。

私の例ですが、資質ごとにご紹介していきます。

自我

自我は、重要な存在として認識されたくて、
人からどう見られているかを常に意識している才能のかたまりです。

熱でくらくらする頭でこんなことを思いました。

「もう年齢も50代だし、急に重症化して意識がなくなるかもしれないな…
そしたら救急車で病院に運ばれるんだよね…、そしたら救急隊員の人が寝室まで入ってくるよね…、あ、服を脱ぎ散らかしているのを見られるのは恥ずかしいな…」

そして、急に服を畳み始めたのです。

そ!それって…「自我」じゃん!

自分で気付いて、ちょっと笑っちゃいました。

熱が上がって具合が悪い時まで
自我を発動して服を畳まなくてもいいのに、

ついついやってしまう…。

それが自分の上位の資質の反応なんですよね〜。

こんな時でも資質って反応するのか~、
いや、こんな時だから反応するのが上位の資質なんだよね、
だって意識しなくても表れる才能なんだから…。

そんなことをボーっとした頭で考えながら服を畳み終えて、
倒れるように布団に横になったのでした。

責任感

責任感は、実行力の資質群に属している資質です。

「人と約束したことや、期日を決めて何か物事をすると決めたら、
その通りにやるのが当たりまえ!やらないなんてもってのほか!!」
と考えて実行していく才能のかたまりです。

もしもそれが出来なかったら…罪の意識にさいなまれます…、

時代劇であれば切腹したいくらいの感情になるのです。
(←大げさじゃなく、ほんとに)

コロナに感染して発症した日の翌日、
私はかねてから準備していた新しい内容のセミナーを行う予定でした。

「なんで?なんで、今なの??」
「明日のためにずっと準備を重ねてきて、ようやく本番なのに!」

と絶望感を感じました。

オンライン開催だしなんとか開催できないかと考えていましたが、声が出ないのでどうしようもありません。しかたなく、セミナーを延期することにしました。

もうそうなると、セミナーに申し込んでくれていた方に

「申し訳ないっ!土下座して謝りたい~~~っ!!!」
と、キュ~~~ッと胸が締め付けられるような感情が湧いてきました

開催日のだいぶ前ならともかく、開催直前になって延期するなんて、
責任感的にはありえないことなのです!

責任感の「責」の字は「責める」の「責」です。
約束を守れなかった時に、めちゃくちゃ自分を責めます。

でも責めても、身体が動かないのでどうにもなりません。

締め付けられる胸を抱えながら、横になるしかありませんでした。

幸い、参加者の方々からは温かい言葉をもらえ、
自分が思いつめていたほどにみなさんにご迷惑をおかけしたわけではないと後から分かり、ほっとすると同時に、
責任感という資質の強さを改めて感じたのでした。

最上志向

最上志向は「常に今より良い状態を目指し、優れているものをよりもっと良くしたい!」
と最上志向なだけに「志が向かう」才能のかたまり。

影響力の資質群に属するので、もっともっとと高みを目指すことを周囲に伝播させていくこともします。

私が新型コロナウイルスに感染した時に最上志向がどんな反応をしたかというと、
最初には出てこなかったんですよね〜。

熱が上がりながら、いつ重症化するか不安になってる最中には
人に影響を与えるエネルギーの強い最上志向は出る幕がなかったのです。

最上志向が登場したのは、病院で抗体カクテル療法を受けて、
あ~、もうこれで重症化することはないんだ〜!

とホッとしたその後、宿泊療養に入るための準備をしていた時でした。

準備をしながら考えたことは、

「宿泊療養に入ったら、身体を休めるだけだし、時間はたっぷりあるよね。
だとしたらこの時間を使って、筋肉や関節を緩めたいな~」

と思って、フォームローラー(オレンジ色の筒状のもの)や
リファの顔用のローラー(シルバーの小さいやつ)、
ウェーブリング(ピンク)をスーツケースに入れたのです。

私は、もともと股関節や筋肉が硬いので、
ホットヨガに通って身体をほぐすのを日常で行っていたんですね。
でもホットヨガにも行けないし…、

そうしたら宿泊療養の時間を使って
「せっかくの余裕のある時間なんだから、もっと身体を緩めて、宿泊療養を出る時は楽に動かせる身体になってやる~」

と思ったのでした。

この

「せっかくの」
「もっと」
「なってやる~」

という言葉に最上志向がにじみ出ています…。

この頃はまだ37度台の微熱があり、
ちょっと体を動かすだけでもぐったりしてた状態でした。
そんな時でも出てきちゃんですね〜、上位の資質は。

運命思考

運命思考は、災害が起きた時や不幸なことはあった時に
「この出来事が起きたことは、なにか意味がある」
「この事柄は、私に何を教えようとしているのか?」

と考えます。

人間関係構築力の資質群に属する資質なので、人との結びつきを「ご縁」と捉えて
関係性を作っていく才能でもあるのですが、
資質名に「思考」の文字が含まれていることからも分かるように、考える才能でもあるのですよね。

私の運命思考はどのように反応したかというと、
準備してきたセミナーの前日にコロナを発症したことに対しては、

「何がストップをかけているんだろう?まだこのセミナーをやるのは早いのかなぁ…?」
と考えたり、
もしも重症化して記憶がなくなってそのまま死んだら…と考えた時に、

「死ぬ…、か。そう言えば、最近こんなこと言ってたっけ。
もしいつ死んだとしても、オンラインサロン共笑塾を始めたことは私の夢の実現に向かっていることだから、夢の途中で死ねるなら幸せだ、って…。
もし死んでも、幸せだったね、私。」

と思っていました…。

おいおい…! 死を受け入れちゃってるのかよ〜!

って感じですが、運命思考は「受け入れる才能」でもあるので、
個人的な見解ですが、最終的には死への抵抗も少ないと思っています。

結果としては、家の近所の病院ですぐに抗体カクテル療法を受けられて、
順調に宿泊療養に入らせてもらえて、軽症で済んだのでした。

ここでも運命思考が
「ものすごい幸運をもらった!神様に感謝したい!」
と反応していました。

大げさかもしれないけど

「生かされたことに意味があるんだ…、このあとの人生はもらったものと思って、思いっきり好きなことして生きるぞ~!!」

とも思ってました。

感染した時のことを振り返ると、
運命思考は私の思考の中で、常にずーーーーーーっと流れていたように思います。

思考の根底にある感じ、です。

私は上位に影響力資質が多いので、
緊急時に自分の思い通りにならないことに対して、

「なんでできないのよ〜!腹立つ~!」

と、つい強く反応しちゃうのですが、
運命思考の資質なんですよね…

運命思考は今回の緊急時に大活躍してくれました。

まとめ

コロナのような緊急事態でも、上位資質は自然と発生するものなんだということを私は今回改めて体感しました。

私は宿泊療養の荷物の中に最上志向が反応して身体ほぐしグッズを持って行ったけど、

学習欲や内省を上位に持つ人だったら、「この機会に読みたかった本を読むぞ~!」と、まずは絶対に本を持って行くでしょう。 

実行力の資質を多く持つ人だと、

「療養中でも仕事はしたい!」と、パソコンなどを持っていきそうですね。

ふとした瞬間にでてくる感情や、湧き出る思考もストレングスの上位資質と密接な関わりがあります。特に緊急時には分かりやすく上位の資質は反応します。

緊急なトラブルなどはできれば避けたいものだけど、避けられないですものね。

みなさんもぜひ緊急時に感情や思考を観察してみて、自分の上位資質の理解を深めてください。

次回の緊急時に上位の資質が活躍してくれるのがわかりますよ。

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